
三線を手に沖縄民謡を歌ってきた伊舎堂百花(いしゃどうゆか)が”ニュー沖縄ポップ”を掲げ新しい扉を開いた。
全8曲からなる本作には沖縄民謡の他にエレクトロニカ、アンビエント、クラシック、レゲエ、ラテン、ボサノヴァなど様々なジャンルのテイストがちりばめられている。島独特の響きを含む歌声がゴンドウトモヒコの精彩なサウンドに乗り、耳新しい沖縄ポップスが生まれた。
伊舎堂と共演を重ね親交を深めていたヴァイオリニストの高原久実が、彼女のために「かな唄(愛唄)」を作ったことから、アルバムの構想が始まる。享受曲と自作曲、共作、そして民謡を集めて作品群は完成し、高原が信頼する音楽プロデューサーであった「愚音堂」レーベルオーナーのゴンドウに委ねられた。レコーディングには琉球文化に伝わる三線や打楽器、琉球笛などの名手たちも参加し、ストリングスやバンドの響きと交ざり多彩な輝きを放つ。
タイトルの通り「島への郷愁」が一貫したテーマとなっており、伊舎堂自身の自作曲には”故郷への想い”や”平和への祈り”が真っすぐな言葉で綴られている。その歌声は自然崇拝で生きる者ならではの、なにか霊的な力さえ含んでいるように聴こえる。
【収録曲】
01. 久高島
02. 島物語
03. かな唄
04. 龍の背
05. 大渡海
06. 月桃
07. てぃんさぐぬ花
08. 琉球の涙
(全8曲収録)
MV→https://youtu.be/teDPBPW3MUo
【参加ミュージシャン】
伊舎堂百花 Vo, 三線
ゴンドウトモヒコ Eupho, Flg
伏見蛍 Gt
藤原真人 Pf
高原久実 Vln, 三線
佐藤靖浩 笛
知久真明 Bass
川畑usi智史 Drums,Perc
2020.02.19 Release